冬アニメの感想とか@mossya

遅ればせながら冬アニメの感想と春アニメの印象とその他最近見たアニメの感想を。まずは最近見た名作系アニメについて。

攻殻機動隊シリーズ
これは恥ずかしながらやっと見終わって、なるほど名作だなと。内容難しくて意味不明なとこもあったけど。感想は追々なんかのエントリに交えて書くかも書かないかも。

パトレイバー劇場版3作品
何となく借りて見てみたんだけど1が一番熱かったな。2と3はちょっとダレた。攻殻機動隊への踏み台のような感じがしたし3なんてエヴァの影響がありありな感じだったから。ちなみにTV版は見てない。1は公開が89年だから僕なんかはまだ3歳のときの作品だけど都市の描写とかなーんかいい感じなんだよね。攻殻機動隊的なとこまで行っちゃうとむしろ今見るとベタな近未来って感じがするくらいだけど、この作品で描かれる都市はなかなか面白いかなと思う。高度経済成長期のメガストラクチャー土木建築みたいなのをデカイ人型ロボットが作っているから、スケールが馬鹿でかくて、でも生身の人も入るから一応そういう風にも出来てるってかんじで。それは湾岸を埋め立ててガンガン作ってるんだけど、一方コンクリートの護岸が固められた川縁にはバラックのような木造住居が密集していて、ブレードランナー的に新旧の建物がミクスされるってのがこういうSFのセオリーだと思うんだけど、ここでは結構キッパリ新旧分離されてるんだよね。ストーリー的にもロボットとかコンピューターつかって事件を調査する2課と、地味に聞き込みとかして犯人の転居先のバラックを一軒一軒たどっていく刑事が並行して描かれていて。ハイブリッド。

エイリアン9
OVA作品で多分未完。原作あるのかな。前にも見たことあったはずなのに全く記憶になかったから見返したんだけど、途中までしかなくて。どおりで印象が薄い。でも中身はMADなかんじで結構いい雰囲気なんだよね。下のOPを見るとその雰囲気が分かる。もう作り足されることはないんだろうなー。残念な作品。

青の6号
これはデジタルとアナログの過渡期的な時期の作品で、今の感覚で言うとしょぼい3D映像が使われているんだけど、まあそれはそれでいい味を出してると思った。プレステのゲームで挿入されるムービーって感じで。ノスタルジック。あと、これもまたハイブリッドとして見ることが出来て、デジタル絵とアナログ絵が完全に溶け込まずに描かれていること。これは技術的な問題なんだろうけど。それに加えて、キャラクターデザインが敵と味方で別のデザイナーを起用してるってのがミソだなと。そこでもハイブリッド感が出ていて、全体の印象がいい意味で雑多な感じになっている。ちなみに味方のほうは村田蓮爾さん、敵役のほうは草なぎ琢仁さんがデザインしてるらしい。アニメになるとちょっとイラストの雰囲気は薄れちゃうけど、どっちもすばらしい。


冬アニメの感想

ソラノヲト
エルフェンリートっていうアニメの監督がやったやつ。エルフェンリートは萌え系のアートワークにも拘らず腕とかポロッていっちゃうようなグロテスクな描写をやってて内容も結構シリアス感動系みたいなやつなんだけど、その監督が今度はけいおんに影響を受けたようなもえもえなキャラデザで戦争ものをやるらしいということでいろいろ期待して見てたんだけど。まあ期待してたようなことは起こらなかった。でもクオリティ高し。一話一話のはらはらどきどき感みたいなのがあって、ほとんど戦争関係ないんだけどね、楽しく見れた。2クールくらいやってほしかった作品。

バカとテスト
女の子はほぼすべてのキャラクターがテンプレートどおりというか萌えるのに効率的なキャラなんだけど、男のキャラが結構特徴的で面白かった。シャフトっぽいパステル色のアートワークは始めいやだったけど慣れた。

レールガン
いい!インデックスは単なる中二アニメだったけどこっちは面白かった。テーマが結構現代的だし萌えるし。良い点を挙げるときりがないので書かないけど見て損はないアニメ。あ、春上さんのスイカもぐもぐシーンだけでも見るべき。別に大した描写じゃないけど彼女のもぐもぐっぷりはジブリ映画にも勝る。インデックスは見なくてもストーリーは追える。

ひだまりスケッチ☆☆☆
ひだまりシリーズは結構前に1期から挑戦したことがあるんだけど、3話目くらいで飽きて見てなかった。で何となく今回見てみたら意外と良かったという。まりあほりっくとか化物語とかでだんだんシャフト臭に免疫が出来たということだろうか。ぱにぽにも2回くらい挑戦したけどシャフト臭が嫌で見れなかったんだけど、今なら見れるかも知れない。忍者方式ってやつか。

あとはデュララーとクエイサー見てるけどまだ終わってないからな。こばととはなまるは飽きて途中で見るのをやめた。


春アニメの印象

けいおん
2話までみたけどこれは最後まで見るだろう。やっぱり今期の他のアニメとは一線を画す出来だと思う。2話のホームセンターのところなんてもうすごい描き込みの密度で、神背景だと思う。あとモブも主要キャラと同レベルでしっかり描かれていて、ひだまりスケッチ的な萌え4コマアニメもかかわらずある部分ではすごくリアル志向というか。それでいてアニメ的なデフォルメとかエフェクトもあったり、くるくる描かれ方が変わるのが面白い。まあリアル志向ってのは一期からそうだったかもしれないけど2期でさらに磨きがかかった感がある。SEも意識して聞くと面白い。OPとEDははっきり言って残念だけどそのうち慣れそう。

迷い猫オーバーラン
完璧なツンデレキャラが出るアニメ。あと炉利お嬢様キャラとかネコミミ無表情キャラとか。作画厨っぽくていやだけどこういう萌えアニメは作画がかなり重要だと思うから何とか崩壊を最小限に食い止めてがんばってほしい。あとアニメの中で二次元を語るアニオタっていいよね。これで言うとあの主人公の友達のメガネのキャラ。かんなぎのアキバみたいな。あとOPEDは共にすばらしい。特にEDはアーメンブレイクでリミクスされた作品が大量に出来上がりそうで期待している。

working
これはすごい閉じた世界のアニメで、今のところ(2話の段階で)ファミレスからカメラが外に出ていない。(あ、一話で外出たらしい。そういえば。でもまあ)ほとんど厨房とかバックヤードで話が展開される。終わりなき日常にささやかな非日常を!って感じ。

Angel Beats
前評判よりは落ちるか?って感じだけどまだよく分からない。ゲームのプレイ動画を見てる感じ。キャラクターが死なないからか全く緊張感がない。

荒川アンダー
これもシャフト。この際だから新房監督はもっとどんどん実験しちゃっていい。

こんなもんかな今期見そうなのは。