GWにぐんま天文台とか行ってきた@mossya

行ってきました。県立ぐんま天文台磯崎新の設計です。群馬には他にも伊香保のハラミュージアムアークや高崎の県立近代美術館が磯崎さんの設計で建てられていて、この2つはどちらも去年リニューアルしています。近代美術館のほうでは去年(来月号のユリイカでも特集が組まれている!)レム・コールハース(絶対買い!!)も来て磯崎さんと対談とかしてました。
それはさておき、今回の天文台ですが、竣工が1999年なので3つの中でも一番最近の建物です。天文台なので当然山の上にあるのですが、駐車場から建物まで遊歩道を結構登らないといけなくて大変でした。その日は無駄に暑くて特に。運がよければクマさんにも会えるらしいです。建物の構成としてはギザギザの壁とつるっとしたシェル状の壁に挟まれたところが内部になっているよな形で、シェル壁のほうから大小ふたつの望遠鏡につづく通路がそれぞれにょき、にょきと伸びています。ギザギザ壁の方からアプローチしてギザギザのスロープを登って2階のシェルの壁と屋根が近くに見える展示ホールに出ます。なんでこんな形なのかは書かれたものを読んでないので分かりませんが個人的には好きな空間でした。つづら折の遊歩道が内部まで繋がっているような。ひんやりしていて少し薄暗い感じも良かった。あ、あと外にある日時計ストーンサークルみたいなのも不思議な雰囲気で、あまり見たことがないような景色でした。
ここにある150cm望遠鏡というのは結構でかくて、珍しい物らしいです。望遠鏡の精度を上げるためにカメラを常に冷やしているそうで、そのために鳴るティウンティウン的な音がいかにもマシーンな感じを醸し出していてかっこよかったです。部屋自体も結構冷房していたので、夏の観測では天井を開けた時の結露が一番こわいと研究員の方がおっしゃってました。晴れた日の夜は観測も体験できるらしいので、群馬にお泊りの際はぜひ。たぶん夜は更にいい雰囲気だと思います。↓の城なんかよりはw

はい、もう一箇所ついでに行ったのが津川雅彦とサンポウという石屋がバブルの前後にスコットランドで買って群馬に移築したという…城です。ロックハート城というらしい。移築といっても(良く分からないけど)持ってきたのはたぶん外壁だけで他は全部RCで作り直しているようでした。石屋のスポンサーがついてるので石はかなりふんだんに使われてますが、なんと言うか施工がアレな感じで、城以外の所はそこらじゅうモルタルがはみ出してたりしててちょっと残念でした。でもこういったバブルっぽいキッチュなテーマパークは好きなので、なんとか潰れないでやっていって欲しいです。ロックハートという名前の通り、カップルに人気らしく、私が行った日もウエディングドレスみたいなのを着た女の人が彼氏といっしょに写真撮影をしていました。彼氏のほうは普通にTシャツでちょっと恥ずかしそうでしたw

今回は訳ありで、行きはトラック帰りは自転車。一時間ちょっと自転車に乗って帰宅。