ユリイカ6月号と思想地図vol.3@mossya

先日尼から届いた二冊の本、どちらも最近発売されたもので、ユリイカレム・コールハース特集と、思想地図VOL.3のアーキテクチャ特集です。(このアーキテクチャというのは必ずしも“建築”という意味ではありません。詳しくははてなキーワードとかgoogle先生とかこの本買うとかすればいいとして、)この二冊、執筆陣が結構豪華で、かつ意味深な被り方をしているように思います。浅田彰磯崎新、の二氏は対談形式で両方に登場し、藤村龍至濱野智史の二氏はどういうわけか(東工大シンポの流れ?)両方に登場します。これはユリイカのほうの人選が多少誘導的だなーと思いつつも、読んでみたらまんまとその誘導に引っかかってしまいました。というのは、ユリイカで考察されているOMAの方法論と、思想地図で述べられているであろう(思想地図のほうはまだ読んでないのです;)アーキテクチャの話は、実際結構リンクしそうということです。例えば、松田さんの言及しているAMOがOMAの鏡像としてではなく“プラットフォーム”と位置付けられているというのは、思想地図の方で特集されているアーキテクチャの概念と通じる部分だと思います。私の考えが浅はかだっただけでユリイカの人選はかなりGJだったといえます。むしろこの二冊はセットで読むのがいいかもしれないくらいです。
…と、そういう訳でいまの時点でも書きたいことは少しあるのですが、思想地図のほうも読んでからにしようと思います。ではでは