春アニメの感想(AB!以外いろいろ)@mossya

四畳半神話体系のネタバレ含みます。それ以外のは特に大丈夫だと思うけど。

迷い猫オーバーラン
最後までやってくれた。最終話のEDで知ったんだけど毎回監督違うんだね。どおりで毎週最終回なわけだ。それに演出的にも毎回斬新な、やそんなに詳しくないけど、斬新っぽい感じで、見所は沢山あった。作画崩壊が心配とか春の日記には書いてたんだけど全然そんなことなかった。崩壊はしてたけどそんなのもう関係ないね。飽きたら見るのやめればいいやと思って見てたんだけど完全にやられた。素晴らしいアニメだったと思う。温泉回と映画撮影の回がとくによかったw

荒川アンダーザブリッジ
一話を見てこれは新房監督の実験アニメなんだろうなと思ってたんだけどそうでもなかった。"目アップ"の手法がやたら前景化したなって印象?全体的にはちょっと手抜きな感じがしちゃった。まあそのくらいゆるい感じなのがあってるっちゃああってるけど。ギャグは面白かったw

ついでに化物語
文句の付けようがないくらいよかった。”シャフト的三次元平面の映像表現ここに極めり”、って感じで。映像もさることながら、台詞ともナレーションともつかないような戯言交じりの心象的な語りも、まあ西尾維新の小説をアニメ化したということで必然的にそうなるのかもしれないけど、今までにない新しさがあったよね。↓の四畳半も小説が原作だけど化物語がなかったらこうはいってなかったんじゃないかなと思う。

四畳半神話体系
個人的なアニメ視聴履歴の中では相当上位に食い込む快作、怪作。湯浅監督の作品は前作の「カイバ」を見て以来大好きで、処女作の「マインドゲーム」とその次の「ケモノヅメ」も見たんだけど、こんなに個性的なアニメを作れる人はそういないんじゃないかってくらいどれも湯浅臭みたいなのが強くて、このうちのどれかが好きならみんな好きになると思う。四畳半に関しては例によって原作は読んでないので、アニメ版に関しての感想しかかけないけど少し書く。いわゆるループ→脱出の話で、そこはまあ新しい感じはないけど、13話という枠を使ってループ脱出を完璧にやりきった感はある。単に日常が繰り返されるっていうのを四畳半という空間の話に絡めたのは面白くて、主人公はあるとき突然メタレベルに立つ。始めからループに自覚的であったわけではなく、だれかにループ構造を示唆されて気づくでもなく。物語のループ構造があるときいきなり四畳半の部屋という物理的な空間のループに落としこまれて、パラレルワールドの存在を自覚する。で、その物理的な空間を壁を壊しながらさらにもう一回一周(ループ)してやっともちぐまんを手に取るみたいな。物理的な四畳半の部屋はループさせようとすれば壁を軸にして線対称に反転することになるけど、最終話はEDからはじまってOPで終わり、内容的にも自分のありえた生活を始めからやり直すような形で服装がコロコロ変わり、最後には素っ裸になってオズとの関係も反転してオチがつく。アニメというメディアの特性から一話分の起承転結的な流れ、四畳半という物理的な空間、最後のオチまですべてがループ構造のために最適化されているようで、すごく純度が高かったと思う。あと写真を加工して使った感じとか色使いとかもいい。もう一ついうと湯浅さんの作品は煩悩の表現が的確すぎるwそういうわけでハヌキさんの英会話の回が個人的には一番好き。

WORKING!!
2期ある気もするけどとりあえず感想。刀の人が一番萌えた。あとできた妹。内容に関してはみなみけみたいな日常系だし特になんともいえないけど面白かった。

あとけいおん!!と二舎六房みてる。ぢゅらららとクエイサーは途中で止まってる。

以上、春アニメの感想おわり。