CLANNADみた(クォンタム・ファミリーズも読んだ)@mossya

CLANNADみた。アニメの記事連投しちゃって申し訳ないね。
軽いネタバレあり。

茂とかたなかが面白いとか言ってて、そのうち見ようとは思ってたんだけどなかなか気が進まなかったアニメ。見始めたら一気に見てしまった。ヤヴァイね。
批評家の東浩紀さんが書いた小説でクォンタム・ファミリーズってのがあって、その中に風子と渚と汐子って登場人物が出てくるんだけど、これ全部CLANNADのキャラだったんだ…キモ…いやキモくないけど、なるほどそういうことかと。何となくそうなのかなーと思って読んでたんだけど、CLANNAD見たら先に読んでた小説のほうが補完された。まあ名前が同じってだけで別人なんだけどね。CLANNADのキャラを持ち込んで小説読んでたらもうちょっと見方が変わったと思う。見る順番間違えたなと。まあでもクォンタム・ファミリーズは面白かった。世界と時間が錯綜してるから訳わかんなくなってメモを取りながら読んだけど。量子力学とかそういった滅茶苦茶な科学なんだか疑似科学なんだか分かんないような用語とか現象を駆使しながら、もう何でもアリな感じで進んでいきつつ、それらを全部それらしく説明しながら辻褄が合ってるように見せてるんだよね。荒唐無稽な物語なら言っちゃあ誰だって書けると。荒唐無稽に拡散していく物語であり家族をその荒唐無稽さでもってもう一度まとめ上げていく、というようなそんな凄さがある。
で、CLANNADだけど、これは人生。ほんと。エロゲ原作のハーレム系アニメだと思ってたら大間違い。まあハーレム系ではあるんだけどね。すごくいいと思ったのは、物語が展開する街についてちゃんと言及されてて、学園モノにありがちな家と学校と温泉があればOKみたいになってないところ。智代が家族の思い出のために桜並木を残す運動を頑張ったり。身近なところでは大学の旧管理棟の取り壊しがあったりして街とか建物の記憶に対しての世間の関心の薄さというか、優先順位の低さにがっかりしていたところだけど、そのことがこういうエロゲとかアニメっていうサブカルチャーの中でも特に馬鹿にされがちなメディアの中で真剣に取り上げられたことはすごく意義深いように思った。まあ真面目な感想としては短いけどこんなところ。さっき書いたクォンタム・ファミリーズを先に読んじゃったせいもあって並行世界とかそういうのに関しては少し厚みが足りないようにも思ったけどそこはファンタジーだからね。
にしても風子かわいいよ風子。風子の木彫りのヒトデほしいよ。もうね、序盤でほとんど出番終わっちゃうけど、何かとピンチのときは画面がぱっと変わって風子が参上するんだよね。風子きたっ!風子がんばれえぇーってなるけど結局役に立たないんだよね。かわいいよね。野中藍べつに好きじゃなかったけど完全に野中病発症した。
あと音楽もいい。keyの作品は全く見てなかったんだけど、有名な曲はいくつか知ってて、まあ、いい曲もあるなー程度だったんだけど、今回見て作中のBGMにもかなりいい曲が多くてすげー、と思った。ほとんどkeyの中の人が作曲してるらしいんだけど。個人的に一番好きだったのは一期の18話だったかな、テニスのシーンで流れてた杏のテーマ的なやつ。物語的にもかなり重要なシーンで、バックにむちゃくちゃいい曲が流れてんだよね。あれはいい。
そんな感じで感想おわり。
今調べたらCLANNADってエロゲじゃなくて一応全年齢対象だったらしい。ギャルゲっていうのかな?知らなかった。あとテニスのシーンのBGM、youtubeにあったから載せとく。
riya - オーバー

作曲:折戸伸治、編曲:まにょ、作詞:key、ボーカル:riya

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