瀬戸内旅行記１@mossya

前回の記事の通り輪行で瀬戸内行ってきた。もう結構忘れてるけどｗこれ以上忘れないうちに写真を交えてレポートしておく。

8/19
朝一の電車で発って広島へ。この日は高校の友達と会うことにしていたけど、それまで時間があったので市内の観光をした。定番のところしか回ってないけど。まず広島城。天守閣は戦争で焼けているので、今建っているのはRC造の復元。それでも50年は経っている。驚いたのは何より外人が多いこと。7割くらい外人なんじゃないかというくらい。まあそんな程度の、何処にでもある復元されて観光地化されたお城といった感じ。結構見晴らしは良くて、海のほうには宮島も見えた。
広島城
次に原爆資料館。ぎりぎり閉館してて中は見れなかったので、外からだけ。まあ「ピロティと上の箱」としか認識できないわけだけど、やっぱりここのピロティは一味違うというか。壁柱はすごくかっこいい。細い木板が型枠に使われていて平面的には全部微妙にアールがかかっているので、そのテクスチャと相まって素晴らしい陰影をつくっていた。特に四隅の太い柱は印象的で、コルビュジエの曲線からSANAAがよく使うのベジェ曲線へ過程というか、曲線に対するの美感の変遷までもがここに見てとれる気がした。
原爆資料館
ピロティ。角の柱
ピロティを抜けて原爆ドームのほうへ向かっている途中に友達から電話が。落ち合ってご飯を奢ってもらった。店の名前は忘れたけどお好み焼き。外が暑すぎたのでビールがうまかった。もちろんお好み焼きもうまかった。そのあとカフェ的なところでもう一杯飲んで友達のうちへ。シュウカツとか人生相談をした。友達と会うのは2、3年ぶりだけど、変わったなーと思うところもあれば変わってないなーと思うところも。やっぱり勤めれば学生とは考え方は変わるし、これは誰にあっても思うことだけど社会人はタフだなーと。タフというか強いね。肉体的な意味ではなくて。あと僕が行ったことで禁煙生活を断たせてしまったようだけど、その後うまくいっていることを願う。

8/20
二日目、山口へ。新幹線で新山口まで行って、乗り換えて山口駅から出発。山口情報芸術センター(磯崎新設計)をみる。ここは結構前から行ってみたかったところなんだけど、なにしろ山口なので行く機会が無かった。前面に広く芝を生やして奥に波打つ屋根の建物がドカーンとある。そこまで面白い建物という感じではなかったかな。今は中庭のひとつが中谷芙二子さんのインスタレーションに使われていて、それはすごく良かった。愛知万博以来ドライミストとか霧の蒸散作用が環境的な面で注目されている気がするけど、そういう文脈で見ても面白い。彫刻としての霧から空間を満たすアトモスフィアとしての霧。空気が機能を持つ時代！って記事でもちょっと触れたけど、最近の環境工学ブームのなかで、建築が囲む空間の「空気感」と一緒に、その空間を満たす「空気そのもの」にも人々の関心が及んでいるように思う。
空の黒いのはカメラの中のゴミ。修理出したい
中谷芙二子さんのインスタレーション
下の写真は山口県庁の脇の建物。この建物はまだ現役で使われてて、なかなかいい雰囲気だった。

こっちのは山口ザビエル記念聖堂。設計はルイジ･レオニ(Luigi Leoni？)という建築家だけど、この人の他の作品とかは調べてもよく分からなかった。あまり威厳があるというタイプの建築ではなくて、観光客と市民がぱらぱらと入っては「わーきれー」とか言って出て行くような教会だった。僕は山口市内を走り回って疲れていたし、ここを出たらクソ暑い中秋吉台まで峠越えをしないといけないという憂鬱を抱えていたので、外よりは少し涼しいこの教会でとりあえず時間をつぶした。


5時ころだったかな。そろそろ出なきゃ山着く前に暗くなっちゃうなと思って、松屋で牛丼を食べて出発した。向かうは「道の駅みとう」。秋吉台の手前なので、ここで田中と落ち合って野宿することにしていた。山口駅から20キロちょい。序盤は急勾配の直線的な上りが続いて嫌になったけど、一つ越えたら後はずっと下りか平地で少し拍子抜けした。田中は仕事後に広島からバイクで来るのでｗ到着が10時過ぎになるということだったし、道の駅についたのがまだ明るい時間だったので、近くにあったホームセンターで蚊取線香を買ってきてベンチの下に３つほど設置しつつアニソン聞いて暇をつぶした。このときすでに蚊に数箇所さされる。さすがに暇をもてあましてチャリとバッグを置いたまま直ぐ近くのコンビニに行って戻ってくると、ベンチの近くにヤンキーがたむろしていた。田中が言っていたのはこれかー、と思い、ササっとバッグを取り場所を移動した。このときベンチの下の蚊取り線香を忘れたorz。そうこうしているうちに田中が到着し、ささやかな宴を始めることに。コンビニでビールとつまみと花火を買ってきて(田中の奢りで)飲んだ。まあスカイプでも話したりしてるしあまり久しぶりという感じはしなかったけど。蚊取り線香も3つのうち1つを献上しつつ取り返してきた。割と性格がよさそうなヤンキーでよかった。直ぐ下を流れる川原で地味な花火をした。そんな感じでこの日は地面に銀マット敷いて早々に就寝･･･
とはいかなかった！モスキート！まじで奴らには自重してほしかったな。蚊が飛んでて寝付きにくい･･･ってレベルじゃない。絶対寝ることができない状態。蚊取り線香も結局効果なかったようで。1、２時間くらい経っただろうか、しょうがないから二人で虫除けスプレーを買いに行って、全身に散布した。これで寝れるわーと思って横になると、確かに蚊の音が聞こえなくなった気がしたけどそれも10分くらいで直ぐに足と耳元に奴らがやってくる。顔の上で何匹殺したか分からない。動きは遅いので払いのけようと思っただけでも直ぐにつぶしてしまう。そんな感じで人生初野宿は一睡も出来なかった。次の日数えたら両足の甲だけで50箇所くらい刺されててわらた。あとなぜか膝も集中的に。ズボンと靴下履いてたのに。夏の寝袋とテントはこういう理由で要るんだなと思った。
なんか泣ける写真ｗ
そんな感じで続きはまた。